01-10


I'm here.
But you aren't here.
(僕は此処にいる。
でも、君は此処にいない。)

雨 が 降 る
嘆 き の 雨 が 降 る

今 此処にいるコト
自分自身を呪いたかった
彷徨いながら求め続けた
何も手に入らないコトなんて知っていた
哀しくて泣きたくて
意識さえ手放したい程に

誰か僕を殺して下さい
生きているコトが

こんなにも
辛いなんて誰が言ったの?
狂おしいほどに
俺の前で乱れて魅せて
君はまた泣いてくれるんだろうか
僕だけの為に
君 が 目 を 覚 ま し た ら
朝 を 迎 え に 行 こ う
闇がこのまま蝕んでくれるなら
光なんて亡くなるのに


11-20


素直になれないまま
受け入れられないまま

貴方の前から消えた
紅 い 薔 薇
甘 い 罪 の 証
君の夢 君の泪
総て受け止めて抱き締める
声が聞こえた
誰の?何処から?

判らないし知らない
呪縛を解き放ってもいいのなら
何も躊躇うコトもなかったのに
僕 は 言 葉 を 紡 ご う
君 だ け に  君 の 為 に
ぽかぽかとおひさま
そよそよとかぜがあそびにくる

ぼくたちはであった
どんなコトも厭わない
君が僕だけを好きでいてくれるのなら
薔 薇 に 囚 わ れ た 君 は
な ん て 美 し い ん だ ろ う
彼の人を傷付けた者に
此の手で報復を

一生忘れず怨み続けよう


21-30


貴方を護りたくて
貴方に刃を向けるコトしか出来なかった
総て貴方の色で染めて
自由を赦さないで

ずっと貴方のモノでありたい
ひらり ひらり
舞い落ちては降り積もる
小さな小瓶
夢の詰まった小瓶

私だけの宝物
このまま
消えていくのだろうか、と

目を閉じた最後の日
白い世界に残した君へ
私だけが寂びていく

どうか 許しておくれ
君を失ってから
大事だと気付いたんだ
風が吹きぬける
僕を追い越していく
貴方と行きたい
私は共に生きたい
揺 れ る 花 び ら
俯 く 君 の 横 顔


31-40


澄み渡る蒼
手を伸ばせば届きそうな空
こんなにも汚い心を持つ人間
同じ唇で他の人の為に泣く人間
僕を呼ぶ声
何も聞こえなければいいのに

こんなにも 切ないのなら
隠した想い
涙で誤魔化して偽り続ける

嘘は残酷で 時には優しいから
泣きたい時は泣いてもいい
何もしてあげられないけど

柔らかく包み込んであげるから
心が躍る
くるくる くるくる

こんなにも優しい気持ち
生きる理由をくれた
だから貴方は死んでしまった
感じていた、貴方の愛は
何時も薄く偽りで固めた欲だった
狂おしい程に
この身を焦がす程に

貴方を想い待ち続ける
凍える愛の名は
貴方が言い残した

別れの言葉


31-40


柔らかな唱声
誰の為に捧げているの?
さよなら、をしよう
私が愛した埋もれた大地に
悠久の狭間で
そなたは今も眠っておるのだろうか
私は戦う、
貴方を甘い贖罪に堕とすまで
悼みに揺れる君の面影
憶えているのは僕が君を亡くしたこと
世界を穿つ追悼
総て忘れ去れたら、
夢 を 見 る 幼子の様に
真っ白な 翼が  欲 し く て
たくさん泣いていたけど
君が手を繋いでくれたから、
不安が「勇気」に変わったのです
見上げた空が
曇りでも雨でも
ちゃんと、 晴 れ る ん だ よ
神との円舞曲
( 踊らされた心は 君を消して逝く )